別れの時、マニラへ出発。そして事件発生(29日目)

2010_01_18。別れを告げ、マニラへ。そして事件発生。


朝、みんなに別れを告げマニラへ出発。
とても寂しかったです。
見送ってくれたみんな、ありがと。
MDLのみんな、ありがとう!
またメールするね!!
Facebookでも連絡する!


空港までは、タクシーで行きました。
Jとジャスミンとジョンがついてきてくれました。
空港では、ジョンがお菓子をお土産に買ってくれました。
まだ中学生なのに、なかなかやるやないけ。


んで、空港でまた寂しく別れを告げる。


マニラへ到着

寂しさを噛み締めつつ、マニラへ到着。



「マニラ国際空港到着」



実は、この時点でマニラで滞在する宿を決めていなかったので、地球の歩き方を見て、Edsa駅の近くの宿でいいかと適当に決める。


そして、本に載っていた宿に電話してみる。
が、つながらない。
2回目。つながる。
しかし、声が小さすぎて何を言っているかすらわからない。


そこで、電話はもう諦めて、タクシーに乗って直接そのedsa駅近くで探す事を決意。
で、タクシーに乗る。


タクシーの運転手とともに宿探し

タクシーの運転手には、最初は
「edsa駅へ言ってくれ」

とだけ伝えた。

しかし、なかなか積極的に話しかけてくるタイプのドライバーだったので、なんか流れで
「実は今日の宿泊先まだ決めてなくて、edsa駅近くで探している」

と伝えた。

すると彼は
「よし、俺にいい考えがある。色々いいホテルを紹介してやる」

といい車を走らた。
なぜかそのプランにのる事になった。


若干怪しいと思いつつも、1件目のホテルに到着。
トランクに大きな荷物を載せていたが
「俺はここで待っているから、値段とか確認して来い」

といわれ、まあタクシーのすぐ外には、ホテルのベルボーイ的な人も納得していたので、まあいいかと思い、聞きに行く。
が、結構1件目は高かったので、断念。
戻るとタクシーの運ちゃんは、ちゃんとまってくれていた。一安心。


そして、とりあえず
「高すぎる。施設とかはこだわらんから、安いとこ!」

と告げて、2件目へ。
2件目はフルで、とまれないといわれた。
値段も3000ペソを超えていて、高かった。
「too expensive」

と告げて、3件目へ。


すると3件目は、1700ペソだったので、OKする。
タクシー代は150ペソだったけど、まあ色々してくれたし、 こいつはいいやつだったであろうと思ったので (まあ若干最初高いところ回ってわざとメーター増やしてたのかとも思ったが) 200ペソ払って釣りはいらんと人生で初めて言ってみた。


24時間+朝ごはんのプランでチェックインして、ボーイにチップ5ペソを 渡す。ちなみに、セブでマッサージ行ったときもチップ払わなかったので、 初めてのチップ。
彼はサンキューといって去っていった。



「ここに泊まった。」



ホテルから外出

その後荷物を置いて、外出。


歩いていると、近くにたこ焼きやを発見。
食べてみる。



「明らかに味はたこ焼きではない。イカ焼きの味だった。」




「歩道橋の上から撮影。マニラの交通渋滞は凄いみたい」



マカティー市へ

その後、タクシーでマカティー市へ。
アヤラとか、グリーンベルトとかいった。
ここは、高級ホテルやら高層ビルがいっぱいあって、フィリピンっぽくない。
すごく高級感があった。
さすが海外企業とかも進出したりしている都市だ。



「マカティー市。高層ビルがいっぱい。今まで見てきたフィリピンとは全然違う」




「Green Belt。今まで見てきたフィリピンの中で一番おしゃれだったかも」




「かっこいいぜグリーンベルト。」




「これってあの電通のフィリピン支店?」



マカティー市からホテルへタクシーで帰る

んで、探索した後、帰りはタクシーで。


ホテルの名刺見せて、解かったといって信じてたら、途中で逆方向行きよった。
若干
「違う方向行ってる?」

と思ったけど、あんまり自信なかったので、しばらく待ってみる。
しかし、一向にたどり着く気配がないので、聞いてみるとあやふやな態度。
で、色々問いただした結果、違う気がしたので、逆方向に戻ってもらうことに。
そしたら、途中でなんか知り合いの店に寄りやがった。
ぜったいこの運転手、そこよる為に逆方向行ったやろと思う。


んで、やっとホテルについたら
「逆方向だったね」
といい笑いよる。
若干腹が立ったが、ちゃんと金は払う。


飲みにいく為に、再度外出。ここで事件発生

その後、どっかに飲みに行ってやろうと思って、かばんを置いて金だけもって外出。
すると、変なおっさんが日本語で話しかけてきた。
怪しいと思ったが、英語で対応。
すると、ビキニバーはどうかと勧めてきた。
正直、いらんかったが色々と周辺情報を聞きたいと思ったので、
まずご飯食べたいとか、スーパー行きたいとかいって会話しながら歩いてみた。


結局、レストランは入ったけど、しょうもなさすぎたので、出た。
その後連れて行ってくれたスーパーは小さ過ぎたので、近くのセブンイレブンに行った。
で、その後、ちょっとのぞいてみるだけだからということで、ビキニバーのカウンターまで連れて行かれた。


しかし、女の子はいらんから、酒だけ飲みたいと告げ
「普通のバーを紹介してくれ」

と言ったら、しょーもないめっちゃちっちゃな居酒屋?みたいな所に連れて行ってくれた。
路地から数メートル入ったところで、ちょっと不安やったが、行ってみた。


500mlのボトルのレッドホースが35ペソを2本注文。
おっさんがなぜかカラオケ歌って5ペソ。

まあこれくらいやったらおごったってもええと思ったから、飲みの序盤におっさんに
「おごったるで」

と言った。


んで、色々話していたら、おっさんが急に
「この辺は危ないから、帰る時は俺がガードしてやる。だから1000ペソ(約2000円)払え」

と言ってきやがった。
「は、言ってること違うし、払わんし。金要求するとか最初言ってなかったし!」

と反抗したら、おっさんがなんか脅してきた。

「俺のビキニバーのボスは日本人で、やくざ系で、仲間よんだらお前はどうなるかわからん。安全は金でかうんや。」

みたいなこと言うてきた。


絶対うそや思ったけど、今日の朝
「MDLのホワイトヒルの子が8人で行動していたのに、2人組に襲われて引きずられて、助けに行った子が、あたらんかったけど発砲された話」

を聞いていたので、ちょいびびった。

しかもおっさん、この話する前に、前ふりみたいな感じで、
「コネクションがあったら拳銃は簡単に もてるんだぜ」

みたいなこと言うてたから、さらにびびる。
もしかして、
「拳銃持っているのか?」

と思う。



と同時に、このおっさん絶対何回もこの流れで他の奴からも金奪ってるやろと思う。
話の流れがうますぎる。
まるで、何回もやった事があるみたいだった。


でも、手持ちのペソは空港の金払う為においといたお金やったし、理不尽にお金払うって考えたらなんかむかついたので、しつこく講義した。


んで、とにかく早くこの場を去ろうと思って、店の金払おうとしたら、 おっさんが
「今ここで1000ペソ払え」

と言うてきた。
きっと人通りの多い所に出たくないのだろう。


交渉の末、500ペソになったが、おっさんには1ペソも払うつもりなかったから、強引に店の金の支払いをすまし、店を出た。


早めに大通りでようと思ったが、おっさんが払え払えと強制してきた。
それでも払わんかったら、おっさんに眼鏡を奪われた。
「そんなに視力は悪くないから、めがね無くても見えるんやでおっちゃん!!」
と言いたかったが、そんな余裕は無かったし、よく考えたら眼鏡の方が500ペソより断然高いやん!と思った。


そこで、しゃーなし
「お金払う」
と言うて眼鏡を取り返す。
その後、とにかく
①支払いの意思を見せる
②しかし、払わない
③とにかく人がいる所に移動する

の3条件を満たす事が重要だと感じたので、
「払いたくてもお金がない」

と嘘つく。
そして、
「ATMに連れて行け」

と命令。


ATMへ移動する時にも、ついでに交渉を行う。
ほんまにお金ないを連発し、200ペソまで下げる。
んで、ATMに到着。


お金を引き出すふりをして、もちろんおろさない。
また、ATMの所には、ガードマン1人と、客っぽい人がいたので、強気に出てみる。

「おっさん、最初はガードの金とか無しって言うていたのに、嘘つくな」

みたいなこと、言ってみる。


そしたら、
「なにがやねん。安全にはかね払え。300ペソや」
と言ってくる。

「300ペソ?200ペソいうてたやんけ!しかも、最初は金の話とかなかったくせに!」
と反抗。


ついでに、現地人のガードマンとかに、何の話をしているかカモフラージュする為なのか、日本語で私に話しかけてくるので、
「英語で話せ」
と命令。


その後、その場にいた客っぽい人が半笑いで
「タクシー」

とつぶやく。
その瞬間、タクシーで逃げ帰れば、きっと
「60ペソ(120円)くらいでホテルに帰れる」

という事実に気づく。


そこでおっさんに
「タクシーで帰ったら安全やし安いから、あなたのガード理論は理にかなってない。意味が無い」

という。

すると、またしても
「ボスを呼ぶぞ」

とか色々脅してきた。


結局、もう200ペソおっさんに我慢して払う事にする。
払ったら、もう帰ろうと思っていたので、帰りのタクシーをとめるため車道の方へおっさんと一緒に歩く。


歩いている最中も、なんやかんや話をする。
話はなぜかまたビキニバーの話に。


エントランスフィーが500ペソで、ビールが120ペソで朝4時まで滞在できると言い出した。
なんかおっさんに無条件で200ペソやるより、そっちの方がいい気がしてきたので、その話にのってビキニバーに行ってみることにした。


おっさんもそれを聞いて穏やかになる。
そこで、急に態度変わったので、思い切って聞いてみた。
「店に俺を連れて行ったら、店からいくらもらえるのか?」

と。
すると、250ペソと言い出した。
なるほどと思った。
おっさんとしても、200ペソをいただくよりは、俺に店に来てもらって250ペソをもらいたいのだなと思った。


なごやかムードになったのをいいことに、色々聞いてみた。
「こういう風に脅すのは、フィリピンではcommonなのか?

すると、おっさんはイエスと答えた。

「いつもおっさんはこの手口を使うのか?」

と聞くと、またイエス。


「じゃ、俺は最初からおっさんに連いて行かないべきだったか?

と聞くと、イエス。


なるほど、本に載っていたことは本当だったのだ。
怪しい人にはついていくな。
これは鉄則なのだな。
体験してみて本当に良くわかった。


そして、いざビキニバーへ。
入る前に、どうしてもおっさんに絡まれたという証拠をなんらかの形で残したかったので、 一緒に写真撮影。
これについてもまた後でおっさんと話をしたのだが、本当に悪い人ならカメラを出した時点でぶんどられるので、そんな怪しいおっさんの前でカメラとかをだしてはいけないと言われた。


ビキニバーに入る

カウンターでカメラを預けて、中へ。
なぜかおっさんもいっしょの席につく。


すると、マダムがやってくる。
マダムは
「エントランスフィーは600ペソ」

と言うてくる。

「は、なんでやねん!このおっさんエントランスフィーは500ペソって言うとったし!

と講義。
結局ディスカウントで500ペソにしてもらう。

ビールも120ペソっておっさんに聞いてたのに、最低価格がサンミゲルpilsenの135ペソ。
これも講義したが、覆せず。
諦めて、135ペソのサンミゲルpilsenを注文。


さらにオーダーには注文のトータル価格の10パーセント料金が上乗せでかかかるらしい。
サービス料の様なものだろうか。
ま、ええとしよう。


その後、ショーを見る。
なぜかおっさんは横の席にいる。
「ビール1本だけの注文とか、惨めだぜ」

とか色々言うてくるが無視。


おっさんの言う事は聞かないが、おっさんに聞きたい事はたくさんある。
そこで、ここでもめげず、また色々とおっさんに話を聞く。


すると、
普通の日本人は脅された時点ですぐ金を払うらしい
ということが発覚。
お前は変だと言われた。

あと、なんかおっさんが店を紹介するだけでは、35ペソくらいしかもらえんらしく、 あとはトータルで俺が店で支払った額の20パーセント(or25%)がおっさんに入ることが発覚。
だから、いっぱい注文しろと暗に訴えてくる。


しかし、金払う気とかさらさらないし、実際に無いので
「学生やから無理。将来またフィリピンに来たらここ来ていっぱい注文するわ。ごめんおっさん」

とひたすら謝る。
すでにこのときには和やかムードになっていたので、おっさんも理解してくれる。


マダムも隣に来て、女の子を注文しろとか言うてきたが、学生やからかねないとか、セブで英語を勉強してたとか言うたら、なんか納得してくれる。
なんか、学生と聞いたからか知らんが、
「あなたは私の息子みたいだわ」
とか
「フィリピン人の話す英語はどうたらこうたら」

とか、色々な話で盛り上がる。

また、マダムの話により、ここのオーナーは本当に日本人であることが発覚。
ちなみにマダムはここで5年間働いているらしい。
で、結構稼いだらしい。


マダムに対しても
「将来金稼いだら、またここに帰ってくるよ。マダムは45歳って言うてたけど、すごく若く見える」

とかを所々混ぜて、なごやかムードに持っていき、女の子を強制されないように努力する。


で、結局滞在時間30分くらいで帰る。
値段は700ペソくらいやったが、本当に手持ちペソが足りなくて、カードで払おうとする。
しかし、そうするとクレジットカード使用により5パーセント上乗せと言われる。


しかも、おっさんとマダムに
「カードは持ってないから、本当に女の子は注文できないし、金は払えん」

と話の最中で言ってたから、ここでカードを出して持っている事を彼らにばれるのは若干危険と思って、日本円で払えるか試しに聞いてみる。


すると、オッケーといわれる。
しかし、2000円といわれる。
ぼったくりだ。


しかし、手持ちの日本円はちょうど2000円。
日本についてからのリムジンバス代をちょうど2000円でおいていたからだ。
きっちり払える。
ここで、まさかの2000円使用。


その後、店を出る。
デジカメをカウンターで没収されていたので、返してもらう。
なぜかカウンターのそのおっさん、右腕のひじから先がない。
あんまり気にしないことにする。
色々しゃべって、そのカウンターのおっさんと握手することになったので、握手する。
そのひじから先のない腕と。
理由は聞かない。
というか聞けない。


その後、最初に声かけて脅してきたおっさんと一緒に店を出る。
タクシーまでおっさんついてきたらどうしようかと思ったが、おっさんはついてこなかった。
安心した。


結局、もうなんかこれ以上お金使うのがあほらしくなったので、タクシーは乗らずに、歩いてかえる。
途中で1人アジア系の人に、またストリップやら何やら誘われたが、無視。
同じ失敗は繰り返さない。
ホテルついて、むかついたからpilsenを2ボトル注文。
120ペソ。


知らない人には、絶対についていっては行けない事を学んだ1日
でした。
みなさんは、よこちゃんと同じ失敗は犯さないでください。


追伸

P.S. フィリピンは、僕はとても好きな国です。後から読み返すと、結局当時の僕の考えがあまあま過ぎて、むしろ全て自分のせいに見えます。今なら考えられない行動だと思います。なんか、この記事を書いたときは勢い余って、自分は悪く無くて、おっさんが悪いみたいに書いてますが、結局は自分の考えがダメだと思います。(2013年9月)